カテゴリ
【CD】NHK落語特選 江戸・廓噺(くるわばなし)の世界
テイチクエンタテインメント

テイチクエンタテインメント 【CD】NHK落語特選 江戸・廓噺(くるわばなし)の世界 TFC-2321

商品番号:a3075

販売単位:1セット(CD5枚組)

販売価格

¥11,000 (税込)

送料無料

ギフト対応

詳細はこちら

お届け目安:{{ earliestShipDate }}

発送元:産経ネットショップ

を選択 : {{ selectedColorName }}(在庫切れ)

  • {{ color.name }}

を選択 : {{ selectedSizeName }}(在庫切れ)

数量

発送開始予定:{{selectedFrontVariation.earliestDate}}以降

一緒にご注文する商品により、ご注文画面で指定できる配送日時や決済方法が変更になる場合があります。

江戸の息づかいを今に伝える代表的な廓噺を十席収録!

吉原・品川など、江戸時代のなくてはならない娯楽の場であった「廓」(遊郭)。そこは幾多の男女の情愛のドラマを繰り広げる舞台であると同時に、芸能・ファッションなど風俗・文化の中心地でもありました。本作品はそんな江戸の息づかいを今に伝える代表的な廓噺十席を収録したBOX企画です。

【DISC-1】
①居残り佐平次/五代目 三遊亭圓楽 (34分18秒)
※NHK総合TV「演芸独演会」より 1982年3月27日 放送
※第272回 東京落語会 イイノホール 1982年2月19日 収録

『解説』
噺の舞台である品川は、吉原を「北国」と呼んだのに対して「南」と呼ばれた。海に近いだけに空気がうまく魚もうまい、吉原とは違った遊びができたことから人気のある遊び場であった。淡々と演じると佐平次の悪行ばかりが光ってしまうが、圓楽はテンポの良さで佐平次の調子の良さを前面に打ち出し、明るく楽しめる一席に仕上げている。尚、本来のサゲとは異なり、再び遊びに行くことを示す「裏を返す」という言葉で新たなサゲを付けている。

『演者プロフィール』
五代目 三遊亭圓楽 (1933~2009)
昭和30年六代目三遊亭円圓生に入門。前座名は全生。昭和33年に二つ目。昭和37年真打に昇進、五代目三遊亭圓楽を襲名。昭和52年文化庁芸術祭優秀賞受賞。昭和55年放送演芸大賞受賞。昭和63年に文化庁芸術祭賞受賞など多数受賞。平成19年、旭日小綬章叙勲受章。テレビ番組「笑点」の司会者としても人気を博した。

②明烏/二代目 桂 文朝 (28分47秒)
※NHK教育TV「日本の話芸」より 1994年6月26日 放送
※第420回 東京落語会 イイノホール 1994年6月17日 収録

『解説』
落語の中の若旦那といえば、道楽者と相場が決まっているが、この噺に登場する時次郎は、父親に「世間の子と違っておとなしい」と言わせるほどで、知り合いに遊びの道を教えられる真面目でうぶな性格。演題は遊びに夢中になり、借金まみれになる時次郎と、時次郎との偲び逢いを咎められる遊女浦里が情死する、新内の『明烏夢泡雪』に拠るが、文朝演じる時次郎が最後に放つセリフを聴くと、この二人のなれそめがこの落語にあるような気がしてならない。

『演者プロフィール』
二代目 桂 文朝 (1942~2005)
昭和27年二代目桂小南に入門、前座名は山遊亭タア坊。昭和30年、山遊亭金時に改名。昭和34年二つ目昇進、桂小西と改名。昭和45年真打に昇進、二代目桂文朝を襲名。昭和50年に文化庁芸術祭優秀賞受賞。昭和53年には放送演芸大賞落語部門を受賞。芸協の志ん朝と呼ばれるほどの人気と実力が伴った噺家として高い評価を得た。

【DISC-2】
①お茶汲み/桂 歌丸 (24分02秒)
※NHK BS2「落語特選」より 1996年2月1日 放送
※第397回 東京落語会 イイノホール 1992年7月17日 収録

『解説』
男として生まれたからには女にもてたいと思うもの。この噺のマクラではそんな男達の戦況報告がされているが、売り物買い物の世界では全てがそううまくいくはずがない。歌丸も要所で話しているように、吉原には遊び方があり、遊客が初めて店に上がることを「初会」、二回目を「裏を返す」、三回目以降で「馴染み」と呼ばれるようになるまでには色々な駆け引きがある訳だ。このあたりは横浜の遊廓で育った歌丸だからこその描写で楽しめる。

『演者プロフィール』
桂 歌丸 (1936~ )
昭和26年五代目古今亭今輔に入門、今児を名乗る。昭和36年桂米丸門下へ、桂米坊に改名し、昭和39年桂歌丸に。昭和43年真打に昇進。平成元年横浜市民功労賞、文化庁芸術祭賞受賞。平成17年芸術選奨文部科学大臣賞受賞。平成19年旭日小綬章受章。平成18年の五代目三遊亭円楽の降板に伴い、「笑点」の五代目司会者をつとめている。

②文違い/古今亭志ん輔 (28分45秒)
※NHK教育TV「日本の話芸」より 2009年3月3日 放送
※第595回 東京落語会 ニッショーホール 2009年1月16日 収録

『解説』
吉原で遊び飽きた男達が次に目指したのが「四宿」(千住・品川・板橋・新宿)であった。この落語の舞台は新宿。甲州街道第一の宿場であり、この噺に登場するような、当時は江戸から離れた地であった武蔵野に暮らす田舎者を含めた、男と女の騙し騙され合いも盛んに行われていたようだ。男を騙す女性に必須の艶っぽさに加え、男性心理をうまく利用して手練手管で男を騙す女性の様子を、演者志ん輔が喜怒哀楽を用いて巧みに描いている。

『演者プロフィール』
古今亭志ん輔(1953~)
昭和47年に三代目古今亭志ん朝に入門、前座名は朝助。昭和52年二つ目に昇進、古今亭朝太に改名(朝太は志ん朝の前名)。昭和60年に真打に昇進、古今亭志ん輔を襲名。昭和57年から17年間NHKの「おかあさんといっしょ」のレギュラーとして活躍、本業以外でも才能を発揮。古今亭のお家芸を守りつつ、シェイクスピアの落語版の創作など、落語へ果敢な取り組みを続けている。

【DISC-3】
①幾代餅/古今亭圓菊 (24分02秒)
※NHK BS2「落語特選」より 1996年2月1日 放送
※国立演芸場 1994年1月5日 収録

『解説』
この噺で描かれるのは、搗米屋の奉公人清蔵と幾代太夫の純愛。清蔵が最初に幾代を知った絵草紙屋とは、今風に言えばブロマイドを売る店で、その時の風俗を知る意味で重要な役割を果たした。一人の男が商売女に恋い焦がれ、一生懸命に働いた金を持って、好きな女と結ばれる…。まさに夢のような話を、オーバーアクションで知られる演者圓菊が、噺に緩急を与えて自在に描き分けることで、我々を在りし日の遊廓の世界へ誘ってくれる。

『演者プロフィール』
古今亭圓菊(1928~)
昭和28年五代目古今亭志ん生に入門、前座名は生次。昭和32年に二つ目に昇進、六代目むかし家今松となる。昭和41年真打昇進して二代目古今亭圓菊を襲名。昭和56年、厚生大臣賞、昭和57年に法務大臣賞、平成3年には東京都功労賞を受賞している。志ん生の絶頂期の弟子として多くの噺を継承、身体を斜めにしての「圓菊節」は現在も健在。手話落語の創案でも有名、古今亭一門の総師として活躍している。

②付き馬/五街道雲助 (29分03秒)
※NHK教育TV「日本の話芸」より 2002年12月7日 放送
※第520回 東京落語会 イイノホール 2002年10月18日 収録

『解説』
「付き馬」というのは、元々、吉原で遊ぶ人が並木という雷門の南手(現在「並木の藪」という蕎麦屋がある)あたりで馬をあつらえて向かうも、遊びに見栄を張り過ぎて金銭が足りなくなった時に、客に付いて勘定を取りに行く馬子のことを指した。後に馬子の代わりに店の者が行くようになるのだが、それを体よく騙すために、始終喋り続けて隙を与えない、図太い客の姿に嫌味を感じさせないように明るく演じる雲助の演出がまた心憎い。

『演者プロフィール』
五街道雲助 (1948~)
昭和43年十代目金原亭馬生に入門、前座名は駒七。昭和47年、二つ目昇進時に五街道雲助に改名。昭和54年にっかん飛切落語会「努力賞」を受賞、翌年には「若手落語家奨励賞」を続けて受賞。昭和56年真打に昇進。平成21年には文化庁芸術祭優秀賞を受賞する。人情噺から滑稽噺、廓噺など幅広い芸で落語ファンを獲得している。

【DISC-4】
①品川心中/橘家圓蔵 (29分19秒)
※NHK教育TV「日本の話芸」より 2006年1月7日 放送
※第557回 東京落語会 イイノホール 2005年11月18日 収録

『解説』
噺の舞台は品川遊廓。齢を重ねた遊女は、噺の中で「板頭」と呼ばれる、今で言うナンバーワンの座は若い者に渡しても、見栄だけは捨てきれないでいる。そんな女性の心理と、女性に頼られれば金はなくても格好だけはつけていたいと思う男性心理の両方に迫っている。ここで収録しているのは長い噺の「上」の部分である。この
後の「仕返し」という副題を持つ「下」では、散々な目にあった金蔵が仲間とともにおそめに復讐するシーンが描かれる。

『演者プロフィール』
橘家圓蔵(1934~)
昭和27年四代目月の家圓鏡(後の七代目橘家圓蔵)に入門、前座名は橘家竹蔵。昭和30年二つ目に昇進、橘家舛蔵に改名。昭和40年に真打昇進、五代目月の家圓鏡を襲名した。「ヨイショの圓鏡」の異名で、ラジオ・TV番組やコマーシャルで活躍したため、お茶の間の人気者となり、立川談志、三遊亭圓楽、古今亭志ん朝と共に落語四天王と呼ばれた。昭和53年文化庁芸術祭優秀賞受賞。昭和57年八代目橘家圓蔵を襲名。

②三枚起請/柳家さん喬 (29分27秒)
※NHK教育TV「日本の話芸」より 2008年2月2日 放送
※第581回 東京落語会 イイノホール 2007年11月16日 収録

『解説』
男女が添い遂げることを固く誓った文書である「起請文」は、一般的には熊野権現が発行する護符の裏に記され、偽りの起請文を書くと熊野権現の使いである烏が三羽死ぬと言い伝えられた。それを逆手にとって、客を捕まえておきたいばかりに遊女の取った策が「起請文」を書いて渡すことであったのだ。そんな遊女の手練手管と、女に騙されながらも、半ば信じられないでいる男性の様子を、演者さん喬が個々の性格を巧みに、かつ滑稽に描き分けている。

『演者プロフィール』
柳家さん喬(1948~)
昭和42年五代目柳家小さんに入門、前座名は小稲。昭和47年二つ目に昇進、さん喬に改名。昭和56年真打昇進。昭和61年選抜若手演芸大賞真打部門大賞受賞。昭和62年文化庁芸術祭賞受賞。平成6年に浅草芸能大賞新人賞受賞。人情噺には高い評価があるが、滑稽噺、廓噺も定評で、幅広いレパートリーをこなす実力派。

【DISC-5】
①坊主の遊び/三遊亭圓歌 (29分28秒)
※NHK教育TV「日本の話芸」より 1998年4月11日 放送
※第463回 東京落語会 イイノホール 1998年1月16日 収録

『解説』
吉原が無くなって五十年が過ぎ、落語好きな人も、廓噺を演じている落語家の方でも、実際の吉原で遊んだ経験がある人は少なくなってきた。圓歌が生まれたのは戦前戦後に私娼街として知られた玉の井の一角。吉原とは違う遊廓街ではあるが、やはりそうした場所の空気を吸ったことのある人の描写は真に迫っている。大門と呼ばれる吉原の入口をくぐり、どういう形で店に上がり、どんな遊び方をしたのか。廓の賑やかさが伝わってくる一席である。

『演者プロフィール』
三遊亭圓歌(1929~)
昭和20年、二代目三遊亭圓歌に入門、前座名は歌治。昭和23年に二つ目に昇進、二代目三遊亭歌奴に改名。昭和33年に真打に昇進する。その後テレビの黎明期には、新大久保で駅員をしていた異色の落語家として人気を博し、落語「授業中」で一世を風靡した。昭和45年三代目圓歌を襲名。昭和46年文化庁芸術祭優秀賞受賞。昭和60年に出家し、噺家と僧侶の二足の草鞋を履く。平成14年、勲四等旭日小授章を受章。平成18年、落語協会最高顧問就任。

②お見立て/三笑亭夢之助 (28分25秒)
※NHK教育TV「日本の話芸」より 2011年9月2日 放送
※第625回 東京落語会 ニッショーホール 2011年7月15日 収録

『解説』
夢之助も話しているように、全盛期の吉原には「張り見世」という、店の格子の前で花魁が顔見せをするシステムがあった。客は「ズラリと並んでおります。よろしいのをお見立て願います」という若い衆の言葉を耳にしつつ、その晩の女性を選んだ訳だ。サゲはそのやり取りを元にしている。吉原は女と男の騙し合いの場とは言え、好きな女性に夢中になる純な心を持つお大尽が騙される様子はどこか可哀想に思えないでもない。

『演者プロフィール』
三笑亭夢之助(1949~)
昭和43年、三笑亭夢楽に入門、前座名は夢九。昭和47年二つ目に昇進、夢之助に改名。昭和51年放送演芸大賞ホープ賞、昭和55年にフジテレビ演芸大賞ホープ賞受賞。昭和58年真打に昇進。昭和62年に初の独演会(紀伊国屋ホール)開催。20代の二つ目で「笑点」のレギュラーになるなど、早くからラジオ、テレビで司会者やレポーターとして活躍。最近でもTVの旅番組やグルメ番組でお茶の間には馴染み深い。

商品仕様

メーカー テイチクエンタテインメント
メーカー品番 TFC-2321
セット内容 CD5枚組
重量 605g
サイズ 13×14.7×6.3(cm)
生産国 日本
返品・交換について 破損・汚損・においの付着など商品に使用感が見受けられる場合、商品タグに紛失や破損がある場合や、商品の入っていた箱(袋)に紛失や破損がある場合は返品・交換不可となります。返品・交換については、ご利用ガイド「返品・交換」を必ずご確認の上、お申し込みください。

書籍・CD・DVDのおすすめ商品

人気商品ランキング

最近見た商品

カートに入れる