2025.07.18
熱中症の危険度が数値でわかる!“本当の暑さ”の見える化で予防・対策を
2025.07.18

「今年もまた暑いなぁ」「今日は外に出るのが心配…」毎年この時期になると、そんな声があちこちで聞こえてきます。近年は記録的な暑さが続いており、今年もその例に漏れず、全国的に危険な猛暑となることが予想されています。実際、直近のデータを見てみると、熱中症による救急搬送者数は6月30日~7月6日の1週間で今季初めて1万人を突破。その翌週も8,000人超と、依然高い水準が続いています(出典:総務省消防庁、速報値)。
熱中症を未然に防ぐために、参考にしたいのが気象庁と環境省が発表する「熱中症警戒アラート」ですが、このアラートの基準になっているのが「暑さ指数(WBGT)」です。
気温だけでは測ることのできない“本当の暑さ”を数値にしたものですが、暑さ指数をご家庭や学校、職場で簡単に測定できる便利なツールも登場しています。
この記事では、ご自分やご家族の命を守るために知っておきたい熱中症のこと、暑さ指数を手軽にチェックできる注目の商品をご紹介します。
熱中症とは?日常で気をつけるポイント

熱中症とは、高温多湿な環境下で発汗による体温調節などがうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。
屋外屋内問わず、何もしていないときでも発症してしまうことがあり、特にお子さんや高齢者の方は注意が必要です。
熱中症予防として、意識的な水分・塩分補給はよく言われますが、そもそも暑さを避けて身を守ることもとても大切です。
屋外では、日陰でのこまめな休憩や日傘や帽子の着用。危険な暑さの日にはできるだけ外出を控え、屋内でも空調を適切に使用して、温度調節を行いましょう。
また、体の蓄熱を避けるために、通気性に優れ、吸湿性・速乾性のある衣服を着用することや、氷や保冷剤、冷たいタオルなどで体を冷やすことなども推奨されています。
暑さ指数とは?“本当の暑さ”を数字で見える化

熱中症のリスクは目で見ることができません。だからこそ“本当の暑さの危険度”を知ることができる「暑さ指数(WBGT)」の活用が広がっています。
WBGT(湿球黒球温度:Wet Bulb Globe Temperature)とは、人間の熱バランスに影響の大きい「気温」「湿度」「輻射熱(ふくしゃねつ)」の3つを取り入れた温度の指標です。
※輻射熱とは、日射しを浴びたときに受ける熱や地面、建物、人体などから出ている熱のことです。
同じ気温でも湿度が高く、直射日光が強ければ、体の熱が逃げにくいため熱中症の危険度が増します。気温だけでは測ることのできない体への負担を総合的に表したものがWBGTです。
上のグラフ(出典:環境省「熱中症予防情報サイト」)は、2008年から21年の夏季の主要都市の救急搬送データをもとに、日最高WBGTと熱中症患者発生率の関係を示したものですが、WBGTが28を超えると熱中症患者が著しく増加しているのが見てとれます。
WBGTの値をどのように判断するかは日常生活時や運動時、労働時などシーンによっても変わりますが、例えば日本生気象学会が定めた「日常生活における熱中症予防指針」では、WBGT値ごとの危険度や注意事項、行動の目安を以下のように示しています。
あくまで目安ではありますが、感覚だけではなく、危険度を表す数値を把握することで熱中症を防ぐ行動をとることができます。

気象庁や環境省などをはじめとする省庁もWBGTの活用を呼びかけており、近年では多くの学校で、屋外での体育の授業の実施や休み時間の外遊び、部活動の実施の目安として用いられています。
さらに、職場の熱中症対策を義務付けた改正労働安全衛生規則が6月1日から施行されました。その中では作業の強度などに応じたWBGTの基準値が示されており、現場で測定したWBGTと基準値を照らし合わせて、しっかりと予防・対策が取れる仕組みをつくることが企業に義務付けられました。
「暑さの可視化」が新しい安心習慣に――そんな流れが急速に広がっています。
黒球式熱中指数計で“本当の暑さ”を手軽に測定

今回ご紹介したいのがWBGT表示対応の「黒球式熱中指数計 HDL-1717」。WBGT値に応じて、熱中症リスクを「注意」「警戒」「厳重警戒」「危険」の4段階で表示し、危険度が高まるごとにアラーム音で知らせてくれます。また、WBGTに加え、現在の周囲温度と湿度も同時に測定・表示します。
【危険度が高まるごとにアラーム音でお知らせ】- 危険(31以上):ピピピピッ!
- 厳重警戒(28~31):ピピピッ!
- 警戒(25~28):ピピッ!
- 注意(21~25):ピッ!
※カッコ内はWBGT値。気温(℃)と区別しやすいように単位のない指数として表記しています。

約70グラムの軽量設計なので、持ち運びもラクラク。付属しているカラビナやネックストラップを使えば、バッグやベルト、首から下げて携帯できるので、屋外での活動時にWBGT値を常にチェックできます。
【こんな方におすすめ】- 屋外でのスポーツや部活動をする方
- ガーデニングなど屋外作業が多い方
- お子さんや高齢者の外出時の見守りに
- キャンプやハイキングなどアウトドアを楽しむ方
今年も暑さとの戦いはここからが本番。学校では夏休みが始まり、帰省やレジャー、イベントなど外出の機会が増える時期でもあります。
“夏のお守り”に――これ1台が強い味方になります。産経ネットショップでは「黒球式熱中指数計 HDL-1717 1個」4,970円(税込)、「黒球式熱中指数計 HDL-1717 2個組」8,790円(税込)の2種をご用意しました。
この夏は“本当の暑さ”が数値でわかる安心をそばに置いてお過ごしください。
価格は全て税込み。一度のお買い上げが10,000円以上で送料無料。通常送料770円(税込)、冷凍冷蔵特別配送料990円(税込)(※お届け先が沖縄県の場合、地域特別配送料1,760円(税込)、冷凍冷蔵1,980円(税込))です。価格や仕様などの情報はすべて掲載時のものです。会員(産経iD)初回購入時、500円分のクーポンを進呈します。次回のお買い物時8,000円以上(税込)のご購入でご利用いただけます。
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