まるで塗り重ねた漆のような風合いを持つBUFFING(バフィング)レザーは、革小物工房、山藤(やまとう)による独自の技術で作りました。北米産の牛革に4色の顔料を重ねたあと、それを丁寧に磨きこむことで独特の透明感とつや感を醸し出します。ほのかに広がる光のグラデーションは、日頃から革の可能性を探求している山藤の職人が、東京の夜空から着想を得たもの。陰影や色彩が美しく、使うごとに変化して自分だけのオリジナリティある風合いを楽しめます。
傷さえもデザインに変える経年変化
カラーバリエーションはゴールド、ネイビー、グリーン、ワインの4色。独自のミキシングテクノロジーで上から「黒・各カラー・銀・黒」の4層に顔料を重ね、最上部の黒だけをうっすらと削り、下の色が透けて見える程度に加工しています。使い続けるうちに、徐々に下の銀が顔を出し、渋みのかかったカラーに変化。傷や擦れも唯一無二のデザインになります。
お札の取り出しやすさに工夫した二つ折り札入れ
・財布の定番、二つ折り財布。山藤の職人はその定番の形こそ素材の違いが大きく出ると考え、
存在感のあるバフィングレザーで仕上げました。
・札入れ部分は2カ所。高さをわずかに変えることでどちらも開きやすく、
より取り出しやすい工夫を施しました。
・小銭入れにも仕切りを付けることで、硬貨を分けて収納できます。
山藤(やまとう)
明治32(1989)年に東京・浅草で創業した革小物工房。100%メイドインジャパンのものづくりにこだわり、革選びから縫製、検品などすべての工程が日本国内の熟練職人にが手がけています。100年以上にわたって革小物を作ってきた知識と技術に、現代のニーズやデザインを組み合わせた革小物を提供しています。