2024年9月4日
ひざの負担を軽減。アシックスウォーキング「ニーズアップ」その実力を体験
“あなたのひざを快適に”をコンセプトにアシックス商事が産・学・医で共同開発したアシックスウォーキングのウォーキングシューズ「KNEESUP(ニーズアップ)」。
O脚などひざ関節の内反に伴う、ひざへの負担を軽減する機能を搭載しており、発売以来ひざに悩みを抱えている方からの信頼を得て、人気を博しているシリーズです。
そんな「ニーズアップ」が今年の8月末にリニューアル。機能はさらに磨きがかかり、デザインもアシックスストライプを取り入れて、よりスポーティーでコーディネートしやすく生まれ変わりました。
アシックス商事の営業担当者も、今回のニーズアップにはかなり自信があり、ぜひ履いて試してほしいとのこと。そう言われるとバイヤー歴15年以上の筆者は試さずにはいられません。早速サンプルを取り寄せ、試着してみました。
その履き心地はどうなのか、詳しく見ていきたいと思います。
日本人に多いO脚傾向の方に向けたひざに優しいウォーキングシューズ
厚生労働省の報告書によると、日本人の約4人に1人が、ひざにトラブルを抱えていると言われております。
そんなひざの悩みに応えるため、アシックス商事・京都橘大学・整形外科医院が連携した産・学・医で共同開発したのが「ニーズアップ」です。ひざの不安を軽減して普段の生活をスムーズにするためのシューズとして、歩行動作の改善とひざ関節への負担軽減効果が実証されています。
「ニーズアップ」は日本人に多いO脚傾向の方に向けて開発された、ひざに優しいウォーキングシューズとなっています。
最大の特長は靴底に搭載した特許取得(特許第6868513号)のクッション機能「MCCS(Medial Cushion Control System)」です。
かかと内側に穴の開いた特殊な構造をした部分のことを指しており、このMCCSがかかと荷重時にたわむことで、外側から内側に傾斜します。ひざ関節を内側へ誘導することで、ひざへの負担を軽減します。
O脚の方に向けたシューズということで、商品にはこのようなチェックリストも同梱されています。歩行時に内側へ傾斜するように作られているため、足首に不安のある方や、X脚の方は悪化してしまう恐れがあるのでご使用にならないでください。
MCCS以外にもアシックスが培ってきたウォーキングシューズのテクノロジーが搭載されており、履き心地や歩き心地の良さも人気の秘訣です。そのあたりは実際に履いた時に詳しく見ていきたいと思います。
アシックスストライプがアクセントとなったスポーティーなデザイン
それでは早速取り寄せたサンプルについて見ていきたいと思います。
今回リニューアルしたニーズアップのメンズモデルは全3型。その中でも特に人気の高いファスナー付きのメッシュタイプ「1241A012」を試着しました。
ブラック、グレー、ネイビーの3色展開ですが、私が今回選んだのはネイビー。深みのあるメインカラーのネイビーに、グレーとブラック2色の配色が大人っぽくて一目惚れしました。
前モデルとの違いは側面にアシックスストライプを取り入れているという点。ストリートでもアシックスのスニーカーの人気はうなぎ登りで、このアシックスストライプが付いているスニーカーを履くだけでトレンドをしっかり押さえている感も出ます。
このモデルに関していえば、アッパーにシームレス素材を使用し、アシックスストライプもプリントで施しているため、軽量化と縫い目の無い柔らかな履き心地を実現しています。
ひざに優しいシューズは厚みのある特殊なソールを搭載していたり、履き口周りにしっかりとした素材を使うことが多いため重くなりがちなのですが、本品は27.0センチで片足約360グラムとかなり重量を抑えられています。
内側を見てみると、着脱に便利なファスナー付き。ファスナーはYKK製のものを使用しており、引き手も大きく上げ下げしやすくなっています。
ソールは、MCCS部分は穴が目立たないようにしているのか、アッパーに合わせて深いネイビーとなっています。
横から見るとわかりやすいのですが、ソールの形状も実はポイントとなっています。
船の底のような形状をしており、この形状が歩行時に行われるブレーキ&アクセル動作をスムーズに行うサポートをしてくれます。
また、しっかり厚みのある底が体重やひざやかかとへの荷重や地面からの衝撃を緩衝してくれます。
履き口周りはシュータン含めてクッションがたっぷりと敷き詰められており、優しく足首まわりをホールドします。靴擦れの心配も少なそうです。
かかと部のカウンター(かかと芯)は、外側着地によるかかとの内倒れを抑えるため、内側を長く設計。
また、反射プリントを採用しているので、夜間の視認性にも配慮しています。
見えない部分ではかかと部にアシックスのアシックスのランニングテクノロジーから生まれた衝撃緩衝材を搭載。
インナーソールは足裏形状とのフィット性を高める立体成型したカップインナーソールを採用。足馴染みの良いポリウレタン素材を使用し、素足感覚の足運びをサポートします。
実際に履いてみた感想は「グングン歩けて、疲れにくそう」
外観についてポイントをご紹介していきましたが、その気になる履き心地についても見ていきましょう。
サイズは24.5〜28.0センチ(0.5センチ刻み、27.5センチは無し)の展開。筆者は普段スニーカーは27.5センチを履いていますが、27.5センチの展開がなく、幅広4Eということだったのでハーフサイズ小さい27.0センチを試しましたがサイズはぴったりでした。
横幅は多少ゆとりがありましたが靴紐で調整できました。ファスナー付きの靴は靴紐で一度サイズを合わせてしまえば、脱ぎ履きする際に紐を解いたり結んだりしなくてもよいのは大きなメリットですよね。
また幅広設計ですが、見た目はスマートでずんぐりとしたおじさんスニーカーという印象はありません。むしろ流行りのアシックスのスニーカーを履いている感が出ています。
片足重量約360グラムは、今まで履いてきたシューズの中では特別軽いほうではないのですが、足にしっかりフィットしているせいなのか重さはそこまで感じませんでした。
早速本品を履いて歩いてみます。近所をぐるぐる数キロ歩いてみました。
船底設計により足の運びがかなり楽に感じました。一度蹴り出すと、着地から次の蹴り出しまで全てオートマチックに動くような感覚で足取りがグングン進み、歩くのが楽しくなります。
MCCS部分のたわみとそれによる内側への傾斜は、意識しないと感じ取れないくらい自然で、むしろ厚底のクッション性の良さがしっかりと衝撃を緩衝してくれるので、長時間歩いても疲れにくそうだなと感じました。
一方、厚底なので階段や山道などの凹凸のある地面では、履き慣れないうちは足元が少し不安定に感じました。歩いている内に気にならなくなりましたが、足元に不安のある方やソールの厚い靴を普段履かない方は、慣れるまで段差や悪路を歩く時には気を付けた方がよさそうです。
筆者自身はひざにトラブルを抱えていないので、ひざへの負担の少なさというものは実感がありませんが、ウォーキングシューズとしてかなり優秀だと思いました。
ここまでクッション性が良いのなら、長時間歩く日などに心強いシューズとなりそうです。
メンズモデルはニーズに合わせて選べる3タイプをラインアップ
リニューアルした「ニーズアップ」のメンズモデルは、今回試着させていただいたメッシュタイプ「1241A012」を含めて全3タイプを販売しております。せっかくなので残り2タイプもご紹介させていただきます。
まずはカジュアルタイプの「1241A011」。
これぞアシックスというようなアシックスストライプが主役となるデザイン。このタイプもゆったり4E設計ですが、内側にファスナーが無く、よりスポーティーに履いていただけるモデルとなっています。
カラーはブラック、ネイビー、グレーの3色展開です。
そして高級感のある軽量でストレッチ性に優れた人工皮革を採用し、やわらかな履き心地を追求した「1241A013」。
普段使いはもちろん、ビジカジスタイルにもぴったりな一足です。カラーはブラック、ネイビーの2色展開です。
価格はいずれも1万4,300円(税込、送料無料)。サイズ展開は3型ともに24.5〜28.0センチ(0.5センチ刻み、27.5センチは無し)。産経ネットショップでは、届いてから14日以内であればサイズ交換可能(※)で、返品往復送料も1回は無料なので、気軽にご注文ください。
アシックス商事が手掛けるひざの負担を軽減する機能を搭載したアシックスウォーキングのウォーキングシューズ「ニーズアップ」。ひざへの優しさはもちろんですが、アシックスブランドならではの歩きやすさを良くするための技術が詰まった逸品です。これから来る秋の行楽シーズンに向けて、新調してみるのはいかがですか。
レディースモデルも2タイプ販売しておりますので、ご夫婦お揃いでコーディネートするのもおすすめですよ。
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