日常の嗜みを優雅に演出する信楽焼の珈琲カップ。創業130年以上の老舗工房「菱三陶園」が手掛けるこちらの商品は信楽焼では珍しい、色鮮やかな釉薬を用いた作品。ターコイズブルーに彩られた上品で美しいカップはコーヒ、紅茶などをワンランク上の味わいに。
来客時のおもてなしにも最適で、相手を喜ばせる品としても重宝します。日本最古の伝統焼物「信楽焼」で仕上げられた逸品で存分に楽しんでみてください。
日本六古窯。1250年以上の歴史を誇る信楽焼
日本六古窯とは、鎌倉時代以前より継続している古い窯の中で、後世大きな産地となった代表的な六つの窯の「瀬戸・常滑・越前・信楽・丹波・備前」を指す言葉です。
伝統の釉薬で彩られた美しすぎるターコイズブルー
現代のライフスタイルに合うように手作りした器には、伝統の釉薬が使用されています。門外不出の釉薬は、淡くやさしいブルーに彩られ、優美で上品な佇まいに。
落ち着いた雰囲気は一杯のコーヒー、紅茶などをワンランク上の高みに誘います。
土と炎が織り成す芸術
信楽焼の魅力は、なんといっても素朴なまでの土の風合、そして自然の豊かさをそのまま生かした力強さと言えます。絵付けの作品が少ないため、釉薬の種類が多く、成型乾燥、焼成技術といった工程においても信楽焼ならではの特徴が息づいています。「一窯、二土、三細工」と言われ、炎によって生じる火色のグラデーション、灰かぶり、焦げなど変幻自在な色調と風合いが魅力的です。素朴な味わいとぬくもりは長い歳月を超えて人々に愛され続け、伝統を受け継ぎながら、自然そのものの生命感と土との相性が織り成す伝統の作品です。匠の陶工たちの手仕事で作り出す「信楽焼」の妙味と個性を心ゆくまでご堪能ください。
窯元・菱三陶園
1870年ごろ 初代小川三之丞が創業
1910年ごろ 2代目三之助が火鉢などの雑器製造販売をてがける。登り窯での大量生産のノウハウの蓄積。釉薬を開発。
1950年ごろ 3代目三治が雑器製造から転向して茶道具としての陶器製造をはじめる。桃山茶陶の再現を目指し作家活動を開始。独特の穴窯緋色を開発する。
1960年ごろ 4代目三代治が流派の花器の製造販売を開始。信楽焼の伝統と菱三の技術を生かした特徴のある花器は、家元の指定花器までとなる。
1999年~現在 現在の5代目当主、公男が家業を受け継いだ後は、陶食器一本にシフト。単なる受注型大量生産を行う「ものづくり」ではなく、代々受け継いだ茶道具や花器製造の技術をベースに自身の感性と感覚を陶食器製造に活かす。