越後亀田縞をハンチング帽に江戸時代に農民たちが各々の柄で作って着ていた亀田縞の綿織物。その生地を使用して帽子を作りました。つばが短く、深さのあるキャップのようなハンチングは、かぶる人を選ばないデザインです。
この亀田縞を代表する絣染めの生地を帽子職人の井上滉氏がハンチングに仕立てました。
江戸300年の歴史 越後亀田縞の復活
亀田縞とは、日本一の米どころと呼ばれる「越後」新潟・亀田郷で、現代よりも過酷だった稲作に従事する農民がつくった、泥や水に強い上部な綿織物のこと。
昔ながらの織機と手作業で、洗うほどにしなやかさを増す風合いを丁寧に生み出しています。戦後に一度は途絶えたこの織物は、2005年に復活を遂げています。
末長い幸せや繁栄を願う吉祥の柄、先人が積み重ねた苦労から整然と連なる田の美しさまでを想わせる幾重にも連なる縞は、越後人の魂が宿っているといえます。
絣染め
絣(かすり)とは、糸を部分的に染め、その糸で織って模様を表した布のこと。部分的に染めるこの技術を絣染めと呼んでいます。
糸の張力などの関係から模様の縁が微妙にずれ、あたかも毛筆で書いたような「かすれた」縁になることがその名の由来です。
折り畳んで、持ち運べる。旅行に最適の帽子
つば部分の芯材は、折り畳んでも大丈夫な素材を使用。リュックの脇ポケットやパンツのポケットに小さく折り畳んで収納可能です。
サイズ調整可能・安心の日本製
帽子の後ろ側にベルトがついており、サイズ調整が可能です。55cmから最大60cmの頭囲に対応可能。サイズ選びの心配が無く、贈り物にも最適です。
東京・豊島区の帽子工房「井上帽子謹製」
東京都豊島区にある井上帽子。親子2代に渡って帽子を作っている小さな帽子工房です。この道40年の2代目井上滉氏は、型紙・裁断・生地の裏張り・縫製・仕上げに至るまで、すべて1人でこなす熟練職人。オールハンドメイドの日本製です。