約160年の歴史を持つドイツの老舗メゾン「ゴールドファイル」。普遍的なデザインの中に伝統が醸し出す風格と上品な美しさ、堅牢な機能美を備えたゴールドファイルの顔といえるのが「オックスフォードシリーズ」です。
「オックスフォード二つ折り財布(小銭入れあり)」は、スタンダードな二つ折り財布。2つに分かれた札入れに、2つの内ポケットを備え、カードは9枚入ります。
□ 職人技が生む美しいブラックライン“墨塗り”
オックスフォードシリーズのスタイルである「スポーティ・エレガンス」を演出するブラックのラインは“墨塗り”という技法が用いられています。黒の染料をムラなく、はみ出すことなく、きれいに仕上げる職人技の美しいラインは、同シリーズのデザインに欠かせない技術です。
□ 原皮の個性を引き出す「オックスフォード・フィニッシュ」
革はドイツのタンナーで生産。厳選されたブル(牡の成牛)の原皮をなめした繊維のしまった丈夫な革です。これを独自の染色方法「オックスフォード・フィニッシュ」により、輝くような色と光沢を醸し出すツートンカラーのレザーに仕上げています。例えば、人気のバーガンディは、まずワインレッドに染め、次に黒の染料を擦り込んでから拭き取ります。表面は「アニリン仕上げ」と呼ばれる透明な塗膜を施し、革本来の銀面模様を際立たせています。いわば素肌の美しさを 活かした“薄化粧”を施すことで個々の革が持つ特性を引き出し、原皮のよさを表現しています。
□ ゴールドファイル~160年の軌跡とモノづくりの理念
1856年にドイツ・フランクフルト近郊のオッフェンバッハでルードリッヒ・クルムが7人の息子らと小さな革工房としてスタート。高い品質が貴族階級に支持され、世界の有力なコンテストで数々の栄誉を受けました。現在では世界中で展開し、日本でも重厚な風格ある大人のブランドとして人気があります。社名の由来は、1929年に創業者一族のハインリッヒ・クルムが豪華列車ゴールデンアロー号の旅に感激したことをきっかけに「GOLDPFEIL(金の矢じり)」と名付けられました。「最新の技術を使っても、人の感性以上のものはできない」という創業当初の理念を貫き、流行ではなく品質と実用性に重きを置いた現代のビジネスシーンにふさわしいモノづくりを今も続けています。