風通しのよい麦わら帽子は、実用性の高い夏の定番アイテム。汗をかいても頭皮が蒸れにくく、強い日差しからも守ってくれます。「ティメオ 麦メッシュ入り中折れハット」は、メッシュ状の透かし編みを涼しげなアクセントに、デザインもより洗練された大人の男性のための麦わら帽子です。
日本人のための帽子
田中帽子店がつくる帽子は、日本人の丸い頭の形に合わせた専用木型で作られているため、被り疲れもなく長時間かぶることができます。素材は天然草にこだわり、ひとつひとつ丁寧な細編みで作る熟練の職人技が絶妙なフィット感を実現しています。
機能性も備えた伝統手工芸品
麦わら帽子に使われるのは、主に大麦の茎。それを7本組み、真田ひも状に編んだ「麦わら真田」が材料です。麦わらは空気をよく通し、帽子の内側にこもりがちな熱を放出し、熱中症対策にもなります。湿度の高い日本の夏こそ、昔ながらの麦わら帽子のよさが実感できるでしょう。田中帽子店の麦わら帽子は埼玉県春日部市の伝統工芸品に認定されています。
田中帽子店
埼玉県東部に位置する春日部市は、市の真ん中を流れる古利根川のおかげで肥沃な土地に恵まれ、古くから米や麦の生産地として栄えてきました。田中帽子店は、その春日部市で明治13年に創業。麦稈真田(ばっかんさなだ:麦わらを平たくつぶした帽子や袋などの材料)を海外へ輸出する傍ら、自社でも手縫いの麦わら帽子を製造・販売し、日本における帽子の流行の一翼を担いました。農作業用やレジャー用など、時代の移り変わりとともに主力商品は変化していますが、今もなお春日部の工房では、職人が農作業用帽子や幼稚園の麦わら帽子などを手作りしています。