伊勢角屋麦酒 定番6種飲み比べ

ペールエール～原料のホップにとことんこだわった看板商品「伊勢ペ」
「伊勢ペ」の愛称で知られる伊勢角屋の看板ビール。グレープフルーツなどを思わせる柑橘系シトラスのさわやかな香りとフレッシュな果汁を思わせる柔らかな甘い香りが華やかに広がります。口にふくむと舌の上を軽やかな甘みと穏やかな苦みが優しく包み込み、クリアな苦みが甘みの余韻をふくらませます。味わい深い中にも、くせがなく素直な飲み口が香りの印象を引き立てています。

ヒメホワイト～天然酵母の香りを引き立てる優しい和のスパイス感
伊勢市内で採取した天然酵母から作ったベルギースタイルのホワイトエール。オレンジピールの代わりに柚子の皮を使うことで天然酵母の香りが引き立ち、優しい和のスパイスを感じます。また、クセのあるコリアンダーが“隠し味”になり、天然酵母のスパイシーな香りと柚子の皮から醸しだされるさわやかな香りを引き立てています。苦み控えめな軽やかな飲み口に、特有の香りが残る飲みやすい一杯に仕上がりました。

5種類のホップのみずみずしいアロマを堪能できる飲みごたえあるIPA
LUSHとは「青々とした」「みずみずしく茂った」などを意味する形容詞。その名の通り、5種類の北米系ホップが織り成す、シトラスやフルーティーの華やかなアロマの中に、スパイシーさも感じられる香り高いホップアロマを愉しめるIPA（インディア・ペール・エール）です。

インペリアルレッドエール～柑橘系の香りと後から来る強烈な苦み
ふくよかでシトラスのフルーティーな柑橘系の香り。口に含んだときにはそれほど感じない苦みが、喉元を過ぎるとガツンとやってきます。軽くてすっきり、やわらかくて強い、そして、ホップの強いインパクトでどっしりと存在感のある仕上り。ギュッと締め上げるような強烈な苦みが後味を引きしめます。クリスタルモルトとブラックモルトの微妙な配合により、ダークレッドの色味に仕上がりました。

ゴールデンドラゴン～龍が突き抜けるような喉ごしとホップの香り
セッション・ペールエールとは、アルコール度数を低めに抑えたペールエール。北米系ホップの特徴である青々しくフレッシュなシトラスの香りが印象的です。ひとたび口に含めば、柑橘の皮や果汁のようなフルーティーで甘い香りが柔らかく広がります。キレのあるライトボディーと甘みを抑えたドライな口当たりで、苦みもはっきりと感じられる秀逸なバランス。ホップの香りが突き抜けるようなフィニッシュ感は、その名の通り、まるで「龍（ドラゴン）」が喉の奥から天に昇るようです。

ポートランドのブルワリーとコラボ「ホップジュース」のようなニューイングランドIPA
クラフトビールの聖地といわれる、米ポートランドの「カルミネーション・ブルーイング」とのコラボレーションで生まれた「ニューイングランドIPA」。白濁した色とトロピカルジュースのようにフルーティーでジューシーな香りと風味、苦みを抑えたやわらかな飲み心地が特徴です。また、通常の量からは考えられないほどぜいたくにホップを使いながら、定番のペールエール程度のほどよい苦みに感じられるよう工夫しています。