ブライドルレザーは、中世より英国で馬具に使われている蝋(ロウ)漬けの革。熱いロウに革を浸すことで、ロウが革の繊維のすき間に入り込んで革の強度が高まります。革の表面に白く浮くブルーム(ロウ)は長く使ううちになじんでゆき、上品なつやのある表情になります。山藤のブライドルシリーズは、英国でも指折りの歴史を持つ高級タンナーでていねいに仕上げた高品質の革を使用しています。
内装には高級イタリアンレザーを使用
「開いて使うものは内装にこそ気を使うべきである」という職人のこだわりから、内革にはイタリア・フィレンツェの伝統的な技法で仕上げた最高品質のオイルドレザーを使いました。
しなやかで強く、植物性タンニンのみを使用した環境にも優しいレザーです。堅牢なブライドルレザーとのコントラストは高級感が漂います。
内装の美しさに職人技が光る実用的な名刺入れ
革の使いやすさを犠牲にせず、薄く漉いた革を両面に張り合わせる作業は熟練の職人ならではの技。この名刺入れにもその技術はいかされ、フラップを開いた時の内装の美しさを生み出しています。
メインのポケットには「通しマチ」を採用し、名刺をフルに入れても形をきれいに保ちます。メインポケットの他に2つあるポケットには交換した名刺を分けて入れられます。
山藤(やまとう)
明治32(1899)年に東京・浅草で創業した革小物工房。100%メイドインジャパンのものづくりにこだわり、革選びから縫製、検品などすべての工程が日本国内の熟練職人にが手がけています。100年以上にわたって革小物を作ってきた知識と技術に、現代のニーズやデザインを組み合わせた革小物を提供しています。