1913年にセイコーが発売した国産初の腕時計「ローレル」(写真)の意匠をもとに、現代風にアレンジしたモデルが登場。艶やかに仕上げられたダイヤルには、布地のような凹凸が施されており柔らかな陰影が目を楽しませてくれます。ダイヤルのアラビア数字は印刷を何回も重ねることで立体感を生み出しています。
セイコー独自の技術を駆使して高い耐久性能を実現「TRIMATIC」
「トライマチック」とはセイコーが、機械式時計を日常で使いやすく、安定した精度で、長くご愛用いただくために独自開発した3つの技術です。革新と伝統に支えられた部品、素材、構造は、それぞれダイヤショック、マジックレバー、Spron(スプロン)と名づけられています。
「マジックレバー」はぜんまいの巻上効率向上のために、さまざまな衝撃からムーブメントを守る「ダイヤショック」は特に衝撃や振動に弱いてんぷの軸にかかるショックを緩和する機構として、それぞれ開発されました。また、独自の合金素材「SPRON(スプロン)」は、速度を調整するひげぜんまいや、持続時間を左右する動力ぜんまいの能力向上を図るため、外部の研究機関と共同開発した素材です。これらの技術は1950年代から1960年代にかけて開発されクロノグラフや10振動ムーブメントへと繋がっていきました。<セイコー プレザージュ>には、100年を超える歴史の中で生み出され、育まれてきた、これらの確かな技術が標準装備されています。
(※)マニュファクチュール時計の主要部品を自社内で一貫して生産できる体制をもつメーカーを、マニュファクチュールと呼びます。ひげぜんまいまでを自社生産するメーカーは世界でも数社しかありません。

ダイヤショック
セイコーが耐衝撃性の向上のために開発・製造した耐震構造です。機械式時計のムーブメントの中で、衝撃や震動に対し特にデリケートなてんぷ等の軸受けとして備えられる装置で、急な衝撃を加えられても高い安定性を保つことができます。

マジックレバー
マジックレバーとは、セイコー独自の自動巻機構「マジックレバー方式」の基幹部品です。巻き上げ効率を飛躍的に高めました。向きの異なる2つの爪を持つマジックレバーにより、不確定な回転運動を往復運動に変換して、更に一方向だけの回転運動に再変換します。腕の動きを動力源として、ぜんまいを無駄なく巻き上げていきます。

Spron(スプロン)
「Spron」とは、「きれない/さびない/疲労しない」を目指して、開発したセイコー独自の合金素材です。セイコーは長く愛用できる機械式時計を作りだすため、半世紀以上前から、ぜんまいの開発と製造に取り組み、素材から改良を重ね続けて開発した「Spron」を、動力ぜんまいとひげぜんまいに採用しています。
日本が誇る技術「組み立て」
100年を超える歴史の中で生み出されてきた伝統を継承。真摯に時計づくりと向き合い技術と技能を高めてきたセイコーならではのワザです。
厳格な検査
防水やクロノグラフなどの機能、外観、精度、ごみ、けばの混入や針回し具合などを厳格に検査し、基準を満たしたものだけを厳選しています。
https://www.seiko-watch.co.jp/presage/
セイコー プレザージュについて
<セイコー プレザージュ>は、日本製の自動巻ムーブメントを搭載した、機械式ウオッチブランドです。セイコーは、市場の主流が懐中時計であった1913年に国内初の腕時計「ローレル」を発売以降、一貫して時計づくりに真摯に向き合い、技術や技能を高めてきました。1960年代後半には、スイスの精度コンクールの機械式腕時計部門において、世界トップレベルの座を獲得しました。