汗をかく季節でなくても気になるニオイ。自宅で一日着用した衣類を脱ぐ瞬間、誰もが自分の身体が臭わないかと、確認するのではないか。そんな心配を解消するのが「ブリーズブロンズ」の消臭下着。その威力は絶大で、千人分の汗に相当するアンモニアを拭きかけたアクリル製の筒に、ブリーズブロンズの生地を入れ、フタをして10秒ほど振ってからニオイをかいだ所、あのツンとする独特のアンモニア臭が消えていた。ブリーズブロンズを開発したライフリング専務取締役の梶谷徹さんは、「個人によっても感じ方の違うにおいほどあいまいなものはありません。大手メーカーならコスト面との兼ね合いで満足できる基準を考えると思いますが、うちは消臭効果を体感できるかできないかが基準。結果として通常の商品より2~3割高くなってしまいましたが、これほど消臭効果を体感できるものはないと自負しています」と話す。
その消臭分解メカニズムは、竹炭のようにニオイを吸着させるのではなく、また、従来の消臭スプレーのようにニオイに別の臭い成分をかぶせるというわけでもない。「ブリーズブロンズ」に、体臭の原因となる成分(アンモニア、酢酸など)が付くと、イオン化結合が起こり、ニオイの原因となる結合を壊す。その壊された結合は臭わない結合へと変わるのがだが、冷蔵庫の臭い消しのようにニオイを飽和状態まで吸着させてしまうと使えなくなるのではなく、洗濯すれば消臭機能は復活。何度でも使うことができる。
その消臭性能の高さは海上自衛隊が採用商品として認めているほど。ある隊員は、洗濯や入浴がままならない艦隊勤務の際、2週間洗わずに着用を試みたことがあるという。梶谷さんは、「これは極端な例ですが、いろいろと試されて、それでも消臭効果を認めてリピートしてくださる隊員の方は少なくありません」と話す。
防臭や抗菌をうたう下着は多いが、その消臭効果はあくまで自社基準であることが少なくない。「ブリーズブロンズ」は、(社)繊維評価技術協議会が定める厳しい認証基準をクリアし「消臭加工マーク」の認証を受けている。
普通、下着は穴が開いてしまえば使い道がないが、素材自体に消臭効果があるブリーズブロンズは捨てる必要がない。例えば、ボールのように丸めて下駄箱などニオイが気になる場所に置いておけば、消臭アイテムとして使い続けることができる。
「ブリーズブロンズ デオドラントインナー メンズ」は、ブリーズブロンズ素材を前身に使用した男性用の尿対策下着。肉厚の生地に市販の吸水パッドが入れられるポケット付きで、ちょい漏れなど不測の事態でも、ニオイとシミをダブルブロック。ブリーフタイプなので脚の動きを邪魔せず、快適に過ごせる消臭下着だ。